ホーム » Sid Meier's Game » シヴィライゼーション・レボリューション情報 »
「DS版の移植ではない」――Gamasutra, iPhone版CivRevインタビュー
公開:2009年08月12日ゲーム業界サイトGamasutraに、2K GamesのプロデューサーJason Bergman氏のインタビュー記事が掲載。先日、海外のApp Storeで配信が開始された、iPhone/iPod touch版Civilization Revolutionについて、さまざまな事実が明かされています。
以下、興味深い部分を抜粋:
ゲームコアについて
- シドがプラットフォームに依存しないゲームコアを書いてくれたので、我々はインタフェイスレイヤを書くだけでよかった
- どれだけの人が信じてくれるか分からないが、CivRevでは、各プラットフォームで、文字通りまったく同じゲームコアが使われている。iPhoneでも事情は同じだ
- ゲームコアをiPhone上で動作させるために必要だった時間は2週間程度。その後は新しいインタフェイスの作成に移った
- iPhone版はDS版の移植ではなく、機能限定の「水で薄めた」バージョンでもない。16文明・4つの勝利条件・5つの難易度・10種類のシナリオ・フルバージョンのチュートリアルなど、100パーセント同じゲームだ
- iPhone版に含まれないのはマルチプレイ機能のみ
- 長期にわたってアップデートを実施する計画がある
ダウンロードコンテンツ
- Xbox 360/PlayStation 3でリリースされたのと同様の、シナリオや文化遺産を追加するDLCが、iPhone向けにもリリースされる予定
- また、Xbox 360版と同様の実績も追加される予定。これはPS3版にも存在しない機能(※CivRevの開発時、PS3にはまだトロフィー機能が存在しなかった)
iPhone版ならではの機能
- 埋め込みのTwitter機能:ゲームに勝利すると、「○○は西暦2000年にカエサルでゲームに勝利した」というつぶやきが、Twitterに投稿される
- ホットシート:将来的には、iPhoneをプレイヤーの間で受け渡してプレイする、ホットシート制のマルチプレイが追加されるかもしれない
- オンラインのマルチプレイ機能が追加される可能性もある。すべてプレイヤーの要望次第
- iPhoneは動的なプラットフォームなので、プレイヤーの動向に応じてゲームを変更できる。実にエキサイティングで、実に素晴らしい
- ただし、ゲーム全体のバランスが崩壊する可能性があるので、新文明を追加するつもりはない。新文明の追加には、シドの深い関与が必要だが、彼の役割はプロジェクトのスーパーバイザーなので
開発
- iPhone版は、Firaxisと外部のデベロッパーが分担して開発した
- エンジン部分の移植を担当したのは2K China. 新しいインタフェイス部分はFiraxisがデザインした
- 科学←→金銭切り替えボタンのような、DS版には存在しなかったグラフィックも存在する
- DS版は非常に良いゲームだが、グラフィックに暗くて冴えない印象があったので、iPhone版ではこのイメージを払拭したかった。iPhone版では、できるだけ明るいグラフィックが採用されている
- iPhone版最大の改善は都市画面だと思っている。小さな画面にたくさんの情報が詰め込まれている
ライト版
- Appleはデモ版を許可してくれないので、「ライト版」として公開した
- しかし、Civのような、石器時代から宇宙時代までプレイしてはじめて理解できるゲームでは、デモ版はいずれにしても意味をなさないだろう
- ライト版では、iPhone版専用にデザインされたカスタムシナリオが使用されている
- ライト版は無料であり、ゲームプレイは限定されているが、満足のゆくレベル。いつまででもプレイでき、いつでも無料で、これからも変更の可能性が残されている
- Xbox 360用デモ版では、ゲームが固定であり、ゲーム内容は常に同じになったが、iPhone版ではランダムになる
- ユーザーがライト版で満足してしまい、有料版を購入しない可能性は、もちろんある。しかし、Appleから聞いたところによると、ライト版が公開されているゲームの方が、もっとずっと売り上げが良いという話だ
- 例外は、ライト版を出していないのに売れまくっている、EAのThe Sims 3くらい
Sid Meierの関与
- AIのコードは100%シドが書いたものなので、シドはiPhone版に関わっていると言える
- CivRevにおけるシドのデザイン目標は、ニューヨークからロサンゼルスまでの飛行機のなかで、1ゲームを終わらせられるようにすることだった
- 天帝では難しくなるが、一般的な尺度で言えば、この目標はみごとに達成されたと言えるだろう
