EAがMaxisの人員を削減
公開:2009年08月27日 最終更新:2009年08月31日これもTwitterで先行つぶやきしていたやつ。Electronic Artsが、Sporeの開発スタジオであるMaxisの人員をレイオフしたことを、公式に認めました。
EA広報氏のコメントは、「ビジネスの状況に応じてスタジオの規模が上下するのは、ビデオゲーム業界の常です。今回の場合、EAは、ビジネス、そしてMaxisの焦点を合わせるために、Maxisの従業員を削減しました」。レイオフの規模は公表されていません。
ただし、コメントによると、Sporeを含むほかのMaxis作品の制作は、これからも継続されるとのこと。「EAは、数ヶ月以内にローンチが予定されている、Wii向けの初作品Spore Hero、そしてDS向けのSpore Hero Arenaを筆頭に、これからも、Spore、そしてMaxis内部のほかのIPに、全力で取り組んでゆく所存です。対象となったすべての従業員には、解雇手当が支払われ、転職相談が行なわれます」。
昨今の経済情勢や、野心作だったSporeが、何度も発売延期を繰り返した割には、期待されていたほどの(※The Simsシリーズ並みの)超大ヒットまで届かなかったことも、おそらくはレイオフの要因のひとつ。
ただ、Maxisは、Sporeの制作中、作品に必要なアセット、とくにアート関連に携わるスタッフを大量に雇用していたため、本体と拡張パックが発売されて、作品に一区切りが付いた今、彼らを放出するのは自然な流れであるとも思われます。(それでも、Sporeの誇る手続き的コンテンツ作成機能のおかげで、一般的なほかの大作より、ずいぶん人員が抑えられてはいたのですが)
参考
Maxisから解雇された人員は24名。「Wiiはクソ」発言や非対称パッチのクリス・ヘッカー氏も
Maxisの技術フェローであったChris Hecker氏が、自身のブログにて、Maxisから解雇されたことを告白。同時に、今回解雇された人員は、氏自身も加えて総勢24人であることを明かしました。
Hecker氏は、Spore最大の特徴のひとつである、「手続き的アニメーション」システムを作成した人。クリーチャーのデザインを、当初予定されていたリアルで「科学的」な方向性から、製品版で採用された、目玉の大きな「かわいい」方向へシフトさせるにあたって、大きな影響力があった人物とされています。パッチ5で追加された大型機能、クリーチャーの非対称化を担当したのも、このHecker氏。
いっぽう、氏は、「Wiiはクソ。ゲームキューブ二台をテープでくっつけただけ」「ハードサイエンスは受けない」など、過激な発言でも知られており、とくに、前者の発言は、日本のゲームブログでも大きく報じられたため、ご記憶の方も多いはず。
解雇されて落ち込んでいるかと思いきや、わりとさばさばと次のプロジェクトに取りかかっているHecker氏。今年のGame Developers Conferenceのワークショップでお披露目した「非対称のマルチプレイ性スパイ活動ゲーム」、SpyPartyのサイトを早々に立ち上げて、紹介に励んでいるところです。
概要ページの情報によると、SpyPartyは、20人からなるカクテルパーティーに潜入したスパイと、野外に潜んでスパイを探すスナイパー、2人の人間プレイヤーとその他のAIプレイヤーから構成されるゲーム。正体を気付かれないようにして任務を遂行するのがスパイ側の、スパイを発見して射殺するのがスナイパー側の目的になります。汝は人狼なりや?と似たタイプのゲームなのかも?
さて、すたすた的には、Sporeに途中参加したCiv4のデザイナー、Soren Johnson氏の去就が気になるところ。解雇された24人の中に、はたしてJohnson氏は含まれているのか?
これまで明らかにされている情報からすると、Johnson氏が制作中の作品は、「ブラウザベース」の「マルチプレイストラテジー」。SpyPartyとテーマ的にかぶってはいますが、Johnson氏の作品は、すでに、外部テスターを募集するほどの完成度に到達しているはず。まだラフなプロトタイプにすぎないSpyPartyとは、どうやら別物でありそうな。
いちおう検索してみましたが、SpyParty公式サイト上に、Soren Johnson氏の名前は存在しないみたい。またなにか情報が入ったらお伝えします。
