ウィル・ライト氏、Stupid Fun Clubで進行中のプロジェクトを語る
公開:2009年10月09日今年4月にMaxisを退社し、「EAでは出来なかったより幅広いプロジェクト」に携わるため、シンクタンクStupid Fun Clubの運営に専念することになったWill Wright氏。VentureBeatに、来年2月、ニューヨークで開催されるToy FairのEngage! Expoでキーノート講演を行うことが決まった氏のインタビュー記事が掲載されています。
Wright氏によると、Stupid Fun Clubでは、現在3つのプロジェクトが進行中。一種類の娯楽にとらわれないさまざまな業界を指向しており、「ひとつはおもちゃ関連」だが、残りの2つはそうではないとのこと。記事の後半では、「4つか5つまで立ち上げるかも」と、さらにプロジェクト数を増やす可能性についても言及しています。
Webkinzのような製品を考えているのかと尋ねられたWright氏は、「我々が制作中のすべての作品にWebコンポーネントが備わっている」と回答。さまざまな分野を横断する"Convergence Culture"あるいはリミックス・カルチャー的な方向を目指すとコメントしました。
ただ、ゲーム業界から完全に距離を取るわけではなく、「プロジェクトのいくつかはゲーム」であるとのこと。Stupid Fun Clubの人員は現在12名。「30人以上にはしたくない」「研究開発に重点を置きたい」との考えで、実際の制作は外部のパートナーに委託する方針。Wright氏は、先日Maxisからレイオフされた人員の何人かを、Stupid Fun Clubに迎え入れたことも明かしています。
Wright氏の目標は、ある意味で枷にはめられているゲームの境界を、「遊び産業」の域にまで拡大して、さまざまに体験を拡張すること。「未来はFacebookのゲームとコンソール機のどちらにあるか」と尋ねられた氏は、「その両者のどちらよりももっとずっと広範囲になるだろう」と回答。画面の前に座った系統だった活動以上の何かを目指している――と、野望の一端を覗かせました。
Wright氏によると、Stupid Fun Clubの最初の作品は、6ヶ月から1年以内に発表される予定。期待が高まります。
