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Civ4戦略情報:平和主義者の天帝文化勝利

公開:2006年07月03日

CivFanaticsのCiv4戦略記事フォーラムに、godotnut氏がGodotnut's Guide to Totally Peaceful Deity Cultural Victoryという記事を投稿しています。CivFanaticsのHall of Fame天帝ゲームで6回も勝利した経歴を持つ氏が、平和的な建設戦略を貫きながら最高難易度で勝利する方法を解説した記事です。

ゲームの設定

私がこれから解説するのは、ゲームの設定をあらかじめ調整する方法だが、この戦略はごく普通のマップであっても有効である──より困難になるか、マップの種類や対戦相手によっては不可能に近くなるというだけだ。

石材の重要性

パッチで森林伐採の効果が弱体化したことにより、この戦略のためにはひとつの要素が不可欠になった: AIが宇宙船を完成させる前に勝利するにはピラミッドが必須であり、ピラミッド建設のためには第1都市に石材が必要である。パッチ前は石材なしでもこの戦略が可能だったが、v1.61では不可能である。第1都市の周囲に石材が見つからない場合、見つかるまでマップを再生成すること。

解説:この戦略は、ほかの人々の戦略やTipsからいろいろな要素を借用している。とくに、Beta Gauntlet IIIスレッドに投稿された上級プレイヤーたちの会話に負うところが大きい。

指導者

平和勝利に関して、まちがいなくエリザベスこそ最良の文化勝利用の指導者であると私は信じる。金融志向(小屋スパム)と哲学志向(偉大な芸術家)の組み合せに勝るものはない。文化勝利に次に適しているのはマンサ・ムサ(寺院半額と金融志向)だろう。また、早期に勝利を収めるためには、ゲーム速度が遅いほうが都合がよい。

マップのサイズと形式

サイズが小さいほうが易しいが、大きいほうがはやめに勝利できる機会が高まる。天帝レベルでは、対戦相手の数が多いほど平和を保つのが難しくなり、ピラミッドを建設するのが難しくなる。しかし、対戦相手が多いと技術交換がやりやすいので、はやめに勝利しやすくもなる。

HOFのルールで許容されるなかでいちばん易しいのは、小さい (smaller) サイズのパンゲアマップと、標準または大きい (larger) サイズのパンゲアまたは大陸 (Continents) マップだ。いちばん易しいのは、資源が豊富なうえにマップサイズが最大なBalancedマップなのだが、HOFでこのマップスクリプトの使用は許容されていない。水マップではAIとの接触が遅くなり、初期の技術交換が難しい。大陸ひとつを独占できるのはありがたいが、技術交換なしで勝利できるほど素早く技術を開発するのは不可能に近い。

対戦相手

こちらが望むものは平和なので、平和的な対戦相手を選んでおけばゲームが易しくなる。しかし、戦争好きな対戦相手の場合でも、この戦略は可能である。このガイドでは、プレイヤーが平和を保つための外交手段を知っているものと想定されている。いかに平和を保つかに関しては、それだけでスレッドがひとつ埋まるほどの話題があるので、別のスレッドを参考にしてほしい。また、このガイドでは、プレイヤーが小屋スパムの方法を知っているとも想定されている。

平和主義の指導者はだいたいこの順になるだろうか:マンサ・ムサ、大キュロス、ハトシェプスト、アショーカ、ガンジー、エカテリーナ、フリードリッヒ、ルイ14世.

より詳細な設定

海面が低いと、必要条件である6都市まで拡張するのがずっと易しくなる。パンゲアマップを使う場合、海岸線を「加工あり」("Pressed") にすると、「亜大陸」(敵が分断される)が生じるいっぽう、島(海洋調査する必要が出てきて無駄になる)がたいして生成されないという利点がある(私は個人的には「ランダム」設定が好きだが)。気候は温帯 (Temperate) と熱帯 (Tropical) のどちらでもよい。

障害

天帝で平和的に文化勝利を狙う際のおもな障害は次の3つである:

  1. AIよりも先にピラミッドを建設する
  2. 6都市を建設できるほどすばやく拡張を進める
  3. AIが宇宙船を発射する前に、文化が「全盛」(legendary) の都市を3つ保有する

この戦略を用いる場合、AIが宇宙勝利以外の方法で勝利するのはまれである。

第1都市の建設順

成功理にスタートが切れるかどうかは、すべてここにかかっている。これが終わってしまえばあとは易しい。大事なのは、ピラミッドを建設しながらも、「行き止まり」に閉じ込められないことだ。これは容易ではない。最適なのは以下の建設順だろうか:

  • 労働者→戦士を建設しながら人口が2になるのを待つ→人口が2になり次第、開拓者を生産開始→戦士を建設しながら、人口が3になるのを待つ→2体目の労働者→ピラミッド

この建設順の終了後には、「寺院スパム」段階に到達するまで、適宜必要なものを建設していればよい。

私は兵舎を建設しないし、1つの都市につき1体の戦士以外の軍事ユニットも生産しない。銅を繋げるのは戦士を6体生産して以降だ。つまり、この時点における選択肢は戦士の生産だけであり、より高価な斧兵や槍兵にはない。(稀れではあるが、)もし外交が失敗して誰かが侵攻してきたら、リタイアしてもう一度やり直す。

開始からの研究経路

  • 青銅器→石工術→車輪→農業→陶器→筆記→アルファベット

これ以降は、AIが進んで研究しようとしない技術を優先的に研究する。そうすれば技術交換ができるからだ。例をあげると、私は暦と数学を決して研究しない。AIはいつもこれらの技術を研究するので、取引で入手できるし、自分で研究した場合、AIはすでにこれらの技術を保有しているので、取引材料にできないからだ。そこで、たとえば紙のようなあまり大物でない技術を、ゲーム序盤に研究しておくのが大事になる。AIはこれらの技術をあとで研究するので、こちらが先に研究しておけば取引に使えるからだ。すべての(あるいは、ほとんどすべての)文明と初期に接触を取っておくこと。

どう行動するか

はじめに

まず最初に、天帝難易度の平和な世界では、1500年から1850年のあいだのいつでも、AIがロケットを発射させる可能性がある(大サイズのマップでは、もっと早くなる場合もあり得る)。対戦相手が多いほど、AIの宇宙船打ち上げも早くなる。標準サイズ、6 AI文明の設定では、1500〜1700年の発射を想定しておいたほうが良い。マップサイズが大きいともっと早くなる。平和理に勝利をおさめるには、とにかく急ぐこと。急いでいても追い越される場合があるので、外交を使ってAIに争いの種を撒くのも良い考えだ。

まず最初に、首都を細かく管理して、労働者または開拓者を生産していないとき、食糧と成長に重点を置くようにする。守りは気にしない。蛮族ありのゲームであっても、土地はあっという間に入植されるので、戦場の霧は蛮族といっしょに消えてしまう。

開拓者の生産を早めるために、最初の労働者を使って、森林を2〜3タイル伐採する。石工術の開発が終わり次第、伐採をやめて石材スクエアを改善すること。ピラミッドの建設に必要なだけでなく、こうすることで開拓者の生産が大幅に促進される。ピラミッドの建設にかかる直前まで、道路を設置する必要はない。もし第1都市と石材が両方とも川沿いにあるなら、道路はもっとずっとあとになるまで必要ないことになる。

ピラミッドの建設まで

最初の開拓者の生産が終わったら、小屋スパムが可能であり、いちばん近くの敵の領土拡大をもっとも効率的に阻害できる場所に都市を設置する。この都市ではすぐに入植者を生産すること。入植者#2が誕生したら、仕事が終わり次第労働者#1に入植者#2のあとを追わせる。文化国境内で食糧スクエアをひとつ改善し、その後は第2労働者の完成間近まで、第1都市の周辺で森林を伐採させる。労働者#1の帰還と労働者#2の生産を同期させること。こうして生産した労働者2体で石材を道路に繋ぐ。石材が接続されたら即座にピラミッドを建設開始。絶対に中断してはならない。ピラミッドの建設競争に破れたら、ゲームをやり直すこと。石材接続後、労働者1体は丘陵の採鉱に、もう1体は森林伐採にまわす。鉱山スクエアでの労働には食糧生産が欠かせないので、坑夫用の食糧を確保するために、食糧スクエア1マスを改善しておくこと。ピラミッドの建設には全力を傾けなければならない。取れなければゲームは終わりだ。

ピラミッドが必要な理由は、代議制 (Representation) による幸福ブーストにはあまりない(ありがたい存在ではあるが)──長い道のりをわざわざ研究することなく普通選挙 (Universal Suffrage) を入手し、宗教施設を金銭で緊急生産するところにこそ有り難みがある。

いっぽう、都市#2では、可能な限り素早く開拓者(複数)を生産する必要がある。勝利には6都市が必要だが、「良い」都市である必要があるのは3つだけである。この戦略における「良い」都市とは、小屋スパムが可能であり、きれいな水 (fresh water) に接続された都市を意味する。衛生資源は贅沢資源よりもずっと重要である。石材・大理石・銅以外の一般資源はどうでもいい。石材はピラミッドの建設のために必須である。石材・大理石・銅は、キリスト教大聖堂 (Cathedrals), 大儒学院 (Academies), マンディール (Mandirs) のような宗教施設の建設速度を2倍に促進するありがたい存在だが、この中でほんとうに必須なのは石材だけだ。ピラミッドの建設が終わり、都市を3つ設置したあとは小屋スパムの開始だ。ここまで来れば山を越えたと考えていい。

ほかの3つの都市

天帝レベルでは、戦争をせずにほどほどの規模の周辺都市を3つ設置するだけでもひとつの挑戦だが、不可能事と言うほどではない。実際、第3都市の設置に成功していれば、まず問題はないはずだ。というのは、たいていの場合、文化国境の端近くのどこかに、あと3つ都市をねじ込めるだけの場所を見つけられるだろうからだ。周辺都市のすぐそばに他文明の国境が迫っている場合でも、恐れるには及ばない。ゲームの進行に応じて国境を押し返すことができるからだ。それどころか、敵が首都もしくは3大文化都市の近くに都市を建設した場合、ゲーム終了までにこちらに転向させられると考えて良い。これにより、勝利に必要な6つめの都市が手に入ることもしばしばだ。

半島部がある場合、そこに資源がない場合でも、対戦相手が半島に侵入できないようにブロックすること。あとで周辺都市の建設に利用できる。また、周辺都市の建設場所が不味い場所でも、たいして気にしないように。ほんとうに重要なのは3つの文化都市だけだ。

偉人の使いかた

専門家を加えて遺伝プールを薄めないかぎり、ピラミッドからは最低2体の偉大な技術者が入手できる。最初の技術者はアレクサンドリア図書館 (Great Library), 2体目はシスティナ礼拝堂かタージ・マハルのどちらかに当てる。偉大な芸術家生産用の都市に、アレクサンドリア図書館を建設しないこと。

世界が完璧であれば、偉大な芸術家生産用の都市が偉人ポイント発生率で上回るまでに、アレクサンドリア図書館から3人の偉大な科学者が誕生するはずだ。この3人は、文化用の3都市にアカデミーを建設するために使用する。アカデミーの文化ボーナスは、科学ブーストと同じくらい貴重だ。アカデミーの文化産出量は、創造志向の文明の持つボーナスの2倍に当たるからだ。

小屋スパム

ピラミッドの建設後は、小屋スパムに重点を置き、人口成長が可能なペースを保ちながら、できるだけ多くの小屋タイルで市民を労働させる。ゲーム初期の文化蓄積量は気にしないこと。文化の大部分はゲーム終盤近く、文化税率を最大に高めてからやって来る。

全体的な計画

全体的な計画は、小屋スパムと可能な限り素早い技術開発だ。ある時点が来たら(これについては後述)、技術開発を完全に停止させて、不幸な市民が発生しないほど低くまで文化税率を低下させ、金銭収入を最大限に高める。これは宗教施設を購入するためだ。それが終わったら、文化税率を最大限まで高める。この戦略を聞いたことのある人は多いだろう。

一部の文明が奴隷解放 (Emancipation) を採用した後は、幸福度を維持するために文化税率をもうすこし引き上げる必要があるかもしれない。大事なのは、商業を増加させて、全ての宗教施設を買収することだ。だから、ゲームが終盤近くになるまでは、文化がそれほど育っていなくても問題ない。研究を止めた後、AIが技術の一部を譲渡してくれることすらあるだろう。これが「後進国」であることのうま味である。

技術開発をいつやめるか

いつ技術開発をやめるのかは難しい問題である。私の意見では、自由主義(表現の自由)直後、ナショナリズム(エルミタージュ美術館)後、活版印刷(商業ボーナス)後、の順だろうか。経験のなかでいちばんうまくいったのは、活版印刷直後に技術研究をやめたゲームだが、このときは贈り物として技術をもらえたという幸運があった。それでも活版印刷直後が最適ではないかという思いは強い。

芸術家工場

もし可能であれば、文化産出用でない都市で農園をつくり、食糧産出力を増やして、偉大な芸術家の工場にするとよい。ここで誕生した偉大な芸術家は、紀元400〜500年までは、文化都市のどれか(通常、文化産出量がもっとも低いもの)に居住させる。それ以降は、ゲーム終盤の文化爆弾のためにキープしておく。文化爆弾は3大文化都市の文化の差を埋めるのに非常に有用である。文化勝利を真剣に考慮する人にとっては、O.H. Dog氏によるCiv4文化計算スプレッドシートがありがたい存在かもしれない。ゲーム終盤の計画を立てる際に実に役に立つ。

宗教

私は序盤の宗教を創始しようとしたことが無いし、後半のものもめったに創始できない。だが、結局のところ、拡散してくる宗教を入手できるので問題は無い。すべての宗教を入手する必要はないが、数が多いほど有利なのはたしかだ。私がゲームに勝利した際は、いちばん少ないときでも、3つ宗教を保有していた。どのような場合であっても、 神権政治 (Theocracy) は決して採用しないこと。宗教の流入は必須である! 宗教の拡散には陸マップのほうが有利であり、交易路も拡散の助けとなる。

もし、あるひとつの宗教が世界中で優勢なら、私は迷いなく国教を乗り換える。しかし、近くにひとつでもほかの国教を持った国があるのなら、私は無国教に留まる。平和主義 (Pacifism) を採用するのは、

  1. 近隣諸国すべてがこちらに満足 (pleased) しており、宗教による嫌悪要因が問題にならない場合
  2. ゲーム後半、AI文明が雪崩をうって信教の自由 (Free Religion) を採択した場合

だけだ。平和主義による偉人ボーナスを受けられるのは、国教がインストールされた都市だけであることに注意すること。

3大文化都市では、宗教関連の大施設を可能なかぎり建設または購入する。6都市という条件は、宗教関連の大施設の必要条件から来ている。小・極小マップでは、ある宗教に属する寺院 (temple) が6つあれば、宗教の大施設を3つ建設できる。そして、宗教の大施設は、都市の文化産出力に 50% のボーナスをあたえる。標準サイズのマップでは、6寺院で大施設が2つ解禁される。大サイズ以降でも変更があるのかもしれないが、私は知らない。

ゲーム終盤の流れ

宗教の大施設が完成に近づくのに合わせて、文化税率を高め、無収入の状態へ持ってゆく。都市の生産力を無駄にしたくないのならば、最後の宗教施設は購入せず、ハンマーで生産してもよい。税収をすべて文化に回したときの文化生産力を見積もりたいのなら、都市画面で税率を高めて出力を確かめればよい。確かめたあとに税率を落とすのを忘れないこと。もっと正確なデータを知りたいのなら、さっき言及した文化カウンタースプレッドシートが役に立つ。

大宗教施設こそ勝利の鍵だ。小マップで6都市に4つの宗教が布教されていると考えてほしい。このとき、3大文化都市それぞれに宗教の大施設を4つづつ建設できることになるので、文化出力には計 +200% のボーナスがつくことになる。おまけに、都市のひとつにはエルミタージュ美術館まで設置されている。これを小屋スパムやほかの文化産出施設、都市に追加された大芸術家、そして文化遺産と組み合わせれば、ターンごとに 600〜800 文化を産出する都市を簡単に建設できる。この文化増加率であれば、勝利までに長い時間は必要ない。

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